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一般消費者向けの無理しない楽天経済圏の使い方

ここ2019年のPayPay100億円バラマキキャンペーンでスタートしたキャッシュレス化の波ですが2020年は怒涛のキャンペーンラッシュになり2021年に入り各社落ち着きを取り戻してきました。
自分の場合も2020年から現時点まで楽天経済圏で生活しています。
楽天経済圏についても楽天未経験な人からすると楽天は大丈夫なのか?みたいな疑問もあると思いますので、自分が利用している楽天サービスをご紹介したいと思います。
商売等の仕入れ目的だとかなり敷居が高くなりますので、一般人がまとめ買いするときに焦点をあわせておりますので、参考にしてもらえると嬉しいです。
簡単に言うと、無理せずに70点程度で過ごす楽天経済圏になります。

目的

基本的な戦略としてはSPU(スーパーポイントアッププログラム)を稼いで楽天市場で買い物をして、購入金額に応じたポイントバックをもらって実質的に安く購入するということになると思います。
SPUは簡単にいうと100円ごとに1ポイント付与される仕組みです。例えば3SPUの場合100円につき3ポイント付与されます。
楽天市場で買い物をされた経験がない人に説明すると、楽天のサービスを利用することでサービスごとにSPU倍率が加算されて、最終的に楽天市場で購入したときにこのSPUの倍率に応じてポイントで還元されます。注意点は支払う金額は変わらないのですが、後日ポイントで還元されます。

ポイント

SPUは楽天市場で購入した場合のポイント還元で、街でのお買い物(コンビニなど)はSPU還元の対象外なので注意が必要です。

このSPUをいかに効率的に上げていくかというのが大事になります。
もちろん商売等の仕入れ目的などの場合、利益率を計算して積極的に上げていくというやり方もありますが、自分の場合一般的な生活をしていく上での戦略となります。
そのため、基本的にはSPUを上げるために必要のないサービスを無理やり利用するということはしません。
自分もかなり注意しているのですが、このSPUというポイントの魔術によって不要なサービスや商品を購入しないように自分を律することが必要です。
そして毎月楽天市場を利用するというよりは、3ヶ月に一度開催される楽天スーパーセールのときにまとめ買いするようにします。

楽天スーパーポイントアップ(SPU)の戦略

SPUをアップさせるには、基本的にはサービスに加入するや、サービスで商品を購入することになります。
何度も申し上げますがSPUをアップさせるために本来不要なサービスや商品を購入するのは、本末転倒なので注意が必要です。

なお自分のSPUは8倍となっております。

8倍というと結構すごい!と思われる方もおられるかもしれませんが、2021年7月下旬時点で最大約15倍なので、まだ半分程度です。
ですが、このくらいが一般生活においては無理せず攻略できるよい塩梅なのではないかと思われます。

現在、自分のSPU対象となっているサービスは以下の通りです。

  • 楽天会員 1倍
  • 楽天モバイル 1倍
  • 楽天ひかり 1倍
  • 楽天カード 2倍
  • 楽天カード + 楽天銀行 1倍
  • 楽天の保険 + 楽天カード 1倍(2021年から改悪されているので現時点ではおすすめしません)
  • 楽天証券 1倍

どれも、自分の生活において必要なサービスを契約しているので、SPUのために無理に契約しているサービスはありません。
楽天の保険 + 楽天カードだけは、昨年末に改悪があって2021年末に解約する予定です。
他にも色々サービスなどがありますが、自分にとっては不要なサービスなのでSPUのためにあえて契約するということはしておりません。
無理にサービスを契約していると、毎月楽天市場で買い物しないとサービスの契約分、損をすることになるので本当に大変です。
必要なサービスだけを契約している場合は、ポイント還元受けなくても特に問題ないので気が楽です。必要なときに必要な分だけ楽天市場で買い物しています。

自分が利用しているサービスになりますが簡単な説明をさせていただきます。
★はおすすめ度で★の数が多いほど利用したほうがよいサービスです。
基準はサービス契約に費用が発生しないなどお手軽なものほど★が多いです。

楽天会員(おすすめ度:★★★)

楽天会員は必須です。
楽天経済圏の入り口は楽天会員からです。

楽天カード(おすすめ度:★★★)

楽天カードも必須です。
楽天市場でお買い物をするときに楽天カードで支払いするとSPUが2倍になります。
なおいくつか種類があって年会費無料の楽天カードと年会費がかかるゴールドとプレミアムとカードの3種類ありますが、商売等の仕入れ目的ではない一般的な買い物をされている方は年会費無料の楽天カードで十分です。なお楽天カードの場合、家族カードも年会費無料です。これがゴールドカード、プレミアムカードに関しては家族カードの場合年会費が必要になります。
楽天カードは2021年6月時点で、自分名義のカードで複数枚持ち(VISAとマスターカードなど)ができますので、クレジットカードごとに利用用途を分けることができます。
例えば、家の買い物の場合はVisaで、自分の買い物はマスターカードなど使い分けることができます。
自分名義で複数枚クレジットカードを発行できるところはかなり少ないと思うので非常に利便性が高いと思います。

また、支払いに関しても楽天ポイントを使うことができますので、ポイント(通常ポイント)をあんまり使う機会がないという人でもポイントを無駄にすることがなくなるので安心だと思います。

 

楽天銀行(おすすめ度:★★)

楽天銀行は管理する銀行を絶対に増やしたくない!などの理由がなければ利用することをおすすめします。
SPUの条件としては楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にすることです。
楽天カードで買い物すると必ず銀行で引き落としが発生するので、銀行は設定しなければなりません。
今までネット銀行を使っていなくて、ネット銀行が初めてという方であれば楽天銀行はかなりシンプルなサービスなので違和感なく使えると思います。
引き落とし口座の設定はどの口座でも必ず必要になるので、どうせならSPUアップができる楽天銀行がおすすめです。

楽天証券(おすすめ度:★★)

楽天証券は弱めの星2です。
SPUの大きな条件としては楽天証券で500円以上のポイント投資となります。
対象は投資信託のみとなるのでご注意ください。
投資期間が5年から10年程度の長い目で見れば、損失がでる可能性は少ないかもしれませんが、それでも元本割れするリスクは0%にはならいので弱めの星2つです。

ちなみに、現在のところポイントは何ポイント以上でもよいので、例えば毎月1ポイントをポイント投資して残りをクレジットで購入でも問題ありません。
なお以下のキャプチャは楽天ポイントで1ポイントで投信を購入した履歴です。

1ポイントのみの設定でも、しっかりとSPU対象になって還元されています。

楽天証券をおすすめする理由はもう一つあって、先程も書いたとおり、楽天証券は投信積立をクレジットで行える本当に数少ない証券です。
しかも、楽天カードで投信積立を購入した場合、その購入金額に対して楽天ポイントが付与されます(上限あり)
積立NISA等で毎月3万円程度、年間で40万の満額購入している人は、楽天証券で楽天カードのクレジットカードで投信積立した場合、年間で4000円のポイントが付与されます。これだけでも相当大きなポイントになります。
SPUアップの条件もそれほど厳しくなく、費用は発生するものの、長い期間で見れば損失が発生する可能性が少ない投信の購入なので、それほど敷居は高くないのではないかと思います。

楽天モバイル(おすすめ度:★★)

楽天モバイルも弱めの星2つです。
2021年5月時点では、毎月のデータ使用量が1GBまでは毎月の使用量が無料になりますので、特に費用なくSPUアップできます。

自分の場合、MVNO(IIJmio)がメイン回線で楽天モバイルはサブ回線という使い方をしています。
楽天モバイルはキャンペーンで1年間はタダなので、データ通信はすべて楽天モバイルです。
本当に楽天モバイルのデュアルSIM運用は便利なので対応機種の場合はおすすめします。

最大の懸念点は、最近楽天サービスで数多く行われている改悪だと思われます。
しかしながら、こればっかりはいつどうなるかわからないので現時点では予測できません。
確実なのは現時点では毎月のデータ使用量が1GBまでは無料ということです。
解約費用も特に必要ないので、迷っている場合は、契約する方針で良いのではないかと思います。

楽天ひかり(おすすめ度:★★)

楽天ひかりは条件付きで弱めの星2つです。
GoogleやTwitter等で「楽天ひかり 速度」などで検索すると、遅い!みたいなページが見つかるかもしれませんが、IPv4で接続していると思われるので、IPv6(IPv4 Over IPv6)で接続している限りは、日常生活に問題ない速度なので、それほど心配ないと思われます。
自分はAUひかりから楽天ひかりに乗り換えました。
リモートワークしている関係で通信環境は生命線なので、本当に迷いに迷い楽天ひかりに乗り換えて半年以上経過していますが、今の所、速度や通信に問題はありません。
AUひかりと楽天ひかりの速度比較も行いましたので、気になるこちらの記事もお読みください。

自分の場合、ちょうどAUひかりの更新時期だったこと、AUひかりだと光回線の選択肢がAUひかりに限定されること、などの理由で楽天ひかりに乗り換えました。
ひかり回線の切り替えは、色々手間や時期によっては違約金なども発生してしまうので、積極的に行う必要はないと思います。

現在キャンペーンで楽天モバイルの契約者だと、楽天ひかりの利用料が1年間無料になるキャンペーンも行われています。

楽天スーパーセールでまとめ買い

前章で楽天スーパーポイントアップを無理せずに上げる方法を書きました。これがポイントを稼ぐための戦略だとすると、楽天スーパーセールでどのようにしてポイントを稼ぐのかという、いわゆる戦術になります。

楽天スーパーセールとは?

簡単にいうと大体3ヶ月に一度開催される楽天市場のセールみたいなものです。
注意が必要なのですが、全般的に楽天市場のお店の商品が安くなるというわけではなく、一部の店舗でポイント還元率が大きい商品が出品されるという感じです。
特に目玉商品は、タイムセールと称して時間限定、数量限定で販売されます。
今回はこのタイムセールを狙う・・・というわけではありません。むしろタイムセール商品は狙いません。
というのも、一度参加してみるとわかるのですが本業の方がツールを使って購入している形跡があり勝負になりません。特に家電関連だと凄まじく1秒以内で売り切れになります。おそらくミリ秒の戦いをしていると思われます。
タイムセール品は見送って、確実にポイントを稼ぐことができる買い周りポイントアップを目指します。
恐ろしくポイント還元率が高いタイムセール品を見逃すのであればあんまり意味がないんじゃない?みたいに思われるかもしれませんが、このスーパーセールのときに合わせて各店舗が独自のポイント還元を行う場合が多く、通常時よりポイントがたくさんもらえる場合も多いので、スーパーセールのときに合わせて買うのがおすすめです。

楽天ポイントの利用方法

楽天スーパーセール等でポイントをためても使い方があんまり無いんじゃない?みたいなことを思われる方が多いと思います。
確かに、コンビニやファーストフード店だけだと千ポイントポイントくらいは消費できますが1万ポイントくらいになると流石に厳しいと思います。
そしてさらにSPUで獲得したポイントは有効期限があるのでかなり厳しいです。
これは完全に土地の利になるのですが、個人的におすすめは楽天ポイント支払いに対応しているスーパー等で使うことです。
自分の場合、地元の大手スーパーチェーンが楽天ポイントに対応しているので、有効期限のあるポイントはすべて使い切ることができます。
食料品であれば、一人暮らしでも一週間に二回スーパーに行けば2000ポイントくらいは消費できると思われます。
あとは、ドラッグストアなど楽天ポイントは意外に使えるお店が多いので、探せば使い切れることが多いです。

なお、楽天ポイントの落とし穴なのですが、楽天市場で楽天ポイントを使用することは最後の手段にしたほうが良いです。
楽天ポイントでポイントを使用すると支払額の減額になるため、その分買い物で得られるポイントが減ってしまいます。
例えば2000円の買い物をしたとします。
この場合通常であれば1%の20ポイントがポイントとして付与されますが、楽天ポイントで500ポイント支払った場合、支払い額が1500円となり5ポイント得られるポイントが少なくなってしまいます。

注意点

最後に注意点ですが、楽天のSPUの条件はよく変更されます。
特に最近は、いわゆる改悪と呼ばれる変更も多いです。
今の仕組みが未来永劫続くことはないので、その時々にあわせて最適なサービスを利用する必要があります。
特にポイント倍率を上げるために、不要なサービスを契約することは、不要な商品を購入することは本末転倒なので注意が必要です。
一般家庭であれば、まとめ買いをうまく利用すれば、1ヶ月の食費の足しになるポイントを得ることができるので、個人的には一般消費者でも無理しない楽天経済圏をおすすめします。

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