2021年10月末にREALFORCE R3が発表されて、REALFORCEシリーズ初のワイヤレス対応するモデルも発表されました。
もしREALFORCEに要望するとしたらという質問があった場合、多くの方が「ワイヤレス対応!」と答える方が多いのではないかと思います。
今回のワイヤレス対応は完成度が高く隙がないREALFORCEではありますが数少ない隙間を埋める機能だと思って、すぐに購入することを決めました。
とは言うものの、今使っているREALFORCEはいわゆるR2よりかなり以前の型番でいうと91UになりR3はモデル展開が多いのでどのモデルにすればよいのか迷いました。
購入したモデルと、どのような理由でそのモデルにしたのかも合わせてご紹介したいと思います。
YouTubeでもレビュー動画をアップしました!
キーボードのタイプ音などを確認したい場合は動画もご参照ください!
REALFORCE R3のモデル展開
大きく分けて、接続タイプが有線・ハイブリッドの二種類で、さらにそこから荷重や色でモデル展開されております。
今回は有線キーボードからの乗り換えになりますので、ハイブリッドモデルにしました。色は白と黒(ダークグレー)の二色展開になり、残念なことにアイボリーは廃止されたみたいです。個人的にはこの業務系キーボード感が好きだったのですが残念ですが時代の流れですね。
悩まれるのはキー荷重になると思います。
自分が今使っているREALFORCE 91Uは変荷重となります。
詳しくは末尾の参考ページをご参照していただきたいのですが、簡単に説明するとキーごとに重さが違っていて小指でタイプするキーは他のキーより軽めになっていて、力を入れなくてもタイプしやすくなっているみたいです。
今回のR3では30g, 45g, 変荷重の3タイプが展開されております。
試し打ちできればよいのですが、今回はインターネット販売が中心になるみたいなので、試し打ちは難しいかもしれません。
さらに、全部自分好みのオプションを選択することができず、選べるモデルに制限があったりなど、感覚的には車を買うときのオプション選びかと思うくらいです。
悩むことも楽しみなので、購入前にしかできないことなので迷いながら楽しむのもよいですね。
購入したモデル
すっごい迷いに迷ってモデルを決定しました。
新しいキーボードといいつつも、なるべく環境は変えたくないという思いもないわけではないので、まずはU91と同様な使い勝手になるように検討することにしました。
ところがオプションを選んでいるときにU91と同様にする保守的な選択はできないことがわかりました。
U91を今のオプションにすると以下のようになります。
・スイッチ音 標準
・キー荷重 変荷重
・キー印刷 昇華印刷
このオプションを選択しても製品が表示されません。
これは、思い切って冒険しろ!ということかもしれません。
というわけで、今後新しいオプション選択できる可能性もあるので、今回は今までと違うREALFORCEを買おう思い以下のオプションにしました。
・本体カラー ブラック(ダークグレイ)
・スイッチ音 静音
・キー荷重 45g
・キー印刷 昇華印刷
キー荷重を45gにするか変荷重にするか本当に迷いましたが今回は45gにして、もし手になじまなかったらU91を使うことにします。
昔のモデルに戻ってもよいくらいU91の完成度は高いです。
モデル名はR3HC11
になり、価格は34,540円
となります。
外見
最初の印象は箱が大きい!
参考までに91Uの箱に比べてかなり大きいです。
上から見るとわかりにくですが、高さもあります。
そして、最近の流行りなのか箱の中に、本当の箱があるという高級感のある作りになっています。
しかも、内箱も黒塗りになっています。
91Uの外箱と比べるとかなり違うことがわかると思います。といっても91Uはエントリーモデルなので比べるのも失礼かと思います。
しっかりとしたREALFORCEというブランドですね。
梱包物
キーボード本体、取り扱い説明書、電池、USBケーブルとなっております。
電池が付属しているので、買ったその日に無線で接続できます。それでなくてもUSBケーブルも付属しているので、有線でも接続できるので至れり尽くせりですね。
キーボード本体
いよいよキーボード本体です。
今回はキーボードの色はブラックにしましたが、キー印刷を昇華印刷にしたので、キーキャップ色はダークグレーになります。
ブラックとダークグレーで違和感が出るかもと思っていたのですが、全く気にならないです。
キーボードの色はずっとアイボリーだったので、今回は全く違う方向性で少し心配な部分もあったのですが、本当に無用な心配でした。
ただ、キーの文字色も黒系なので天候が悪い日とか少し暗くなると文字認識しにくくなります。
自分の場合、ある程度ブラインドタッチしているのですが右手の小指で押すような記号を目視することがあり、少し認識しづらいなと思いました。
住めば都という言葉あるように、認識できないわけではないので、あんまり気にしなくても良いかなと思います。
なお91Uと比べると一回り大きくなっております。
使い心地のレビュー
長くなりましたが、ここからがREALFORCE R3のレビューになります。
仕事では91Uを使っておりましたが、R3に切り替えて1週間程度使ったあとのレビューになります。
キーボードの重量について
10年以上前ですがREALFORCEを初めて購入したときに、最初に驚いたのはキーボードの重さです。
今回も1.3kgとずっしりとした重さになっております。
キーボードが重量があるので、キータッチが多少荒くても動くことなく安定してキーボードを打つことができるので、安心ですね。
基本的に日常的に動かすものではないので重いというのは、まったくデメリットにならないと思います。
キータッチについて
そしてキータッチは・・・。まさかの軽い!
キー荷重を45gにしたはずなのに、もしかして30gと間違えたかも!と何度も購入履歴とホームページの型番を確認したのですが同一なので、間違えたわけではなさそう。
実は自分の使っている91Uと比べたときに比べてという話なのですが、10年以上つかっているので経年劣化でキーが重くなったのではないかと思われます。
REALFORCEのキータッチは本当に素晴らしくて、一日中タイピングしているわけではありませんが、それでも全然疲れないです。
今まで変荷重だったので、キー荷重が45g固定だと結構変わるかなと心配だったのですが全く気にならないです。
まぁ91Uが経年劣化で少しキーが重くなったのが大きいかもしれませんが違和感なく使うことができて、初めてREALFOECEを買ったときのような心地よさを改めて感じることができました。
キー音について
少しだけ心配だったキー音について。
今回のR3はキー音を静音タイプにしました。91Uのキー音がすごい好きだったので静音タイプではなくても良いかなと思っていたのですが、リモートワークで通話しながらキーボードを叩くことも多くなったこともあり静音タイプにしました。
静音タイプといえど音がまったくしないわけではなく、91Uの音がカチカチという音だとすると、ポフッポフッという感じで音が抑えられています。
この音だと通話しながらでも、相手にはそれほど聞こえないのではないかと思われます。
個人的にはキー音が標準だったのしても、それほど気にしなくてもよいのではないかと思われますが、環境によっては小さい方が好ましい場合もありますので、その場合は静音タイプがよいと思われます。
キーオンは標準じゃないと嫌だと思われるかたも多いと思います。自分も少し心配だったのですが、そんな心配を忘れるように静音タイプのキー音もすごいいいです。
Bluetooth接続について
仕事ではMacを使っていますが、なんの問題なく接続できました。
R3の電源をポチッと入れて、Macの[設定]-[Bluetooth]を開くとREALFORCE_1が表示されているので接続します。
するとペアリング用の番号が表示されるのでR3でペアリング用の番号を打ち込んでエンターを押したらペアリングされます。
1週間程度使っていますが、接続不良などは発生しておりません。
Bluetoothの接続問題は使用時間が短くても頻発することもありますがR3に関しては今の所ありません。
キーボードがスリープになったとしても、キーボードの電源を入れると1,2秒で自動的に再接続されます。
入力装置の接続が不安定だと本当にストレスが恐ろしい事になりそうなので少しだけ心配な部分もあったのですが余計な心配でした。
ただスリープ時間だけは設定を変更しました。
標準だと10分間操作がないとスリープ状態になるのですが、打ち合わせなどで10分間操作しないこともあるので30分に変更しました。
まとめ
一言で言うと東プレはやはり安定しているなという一言です。
Happy Hacking Keyboard(HHKB)がBluetooth対応していたこともありREALFORCEにもBluetooth対応の要望はかなり多かったと思います。
ようやくというと失礼かもしれませんがBluetoothも安定した状態でREALFORCEを購入できました。
個人的にはキーボード色がアイボリーを選択できなくなったのは残念ですが、今回選択したブラックも白の机に置くとツートーンカラーでかなり良い感じです。
逆に言うと、キーボード職が黒と白で自分の好みの環境に合わせやすくなったのではないかと思います。
今の所、REALFORCE R3は店舗販売はなくREALFOCE直営と思われるネットショップでのみの販売となっております。
この場合、価格調整を自社で行えるので極端な値崩れはしないものと思われます。
ということは1年後でもそれほど値下がりしていない可能性があるので、ほしいときが買い時なので早めに買うのがよいと思います。
自分のように少し前のREALFORCEを持っている人も、満足できる製品になっているので安心して購入できます。