2015年にWindowsユーザーのためのPostgreSQL用クライアントという記事を書きました。
あれからもう2年以上経過したので2018年版を書きたいと思います。
Windows向けPostgreSQLのクライアント
自分が知る限りで2年前と大きく違うのはpgAdmin3からpgAdmin4になりスタンドアローンアプリからWebアプリになったことですかね。
A5:SQL Mk-2も今のところは使用ライセンスなしで使えます。
A5:SQL Mk-2
2年前と変わらずお世話になっております。
最近はIntelliJも使っているので、そちらでデータベースを操作することも多いのですがインスタントに起動する場合はA5:SQL Mk-2を使っています。
2017年も機能追加やfixなどが積極的に行われて安定的に開発が行われております。
PostgreSQL以外の一般的なデータベースであれば、ほぼすべて対応しているのではないかと思えるほど対応しているデータベースが多いです。
SQLクライアントソフトとしての基本的な機能は揃っているのでSQLをインスタントに実行したいというケースであればA5:SQLで問題ないと思います。
またクエリー結果をCSV、Excelへエクスポートできるの簡単なレポートを作るときにも使えます。
使ってみて、なじまなかったら他のを探すというくらいでもいいかも。
とりあえずインスタントにSQLを実行したい人にはおすすめ。
pgAdmin4
pgAdmin3はスタンドアローンなアプリでしたがpgAdmin4はWebアプリになりました。
ホストにインストールすることもできますがDockerで起動することもできます。
SQLの実行だけではなくPostgreSQLの統計情報も見れます。
またSQLエディタ上でテーブル、カラムの補完もできるのでSQLクライアントとしても実用的に使えると思います。
もちろんテーブル名の変更やカラムの追加・削除がGUIからできSQLの実行だけではなくPostgreSQLの管理をしたい人にはおすすめ。
統計情報はダッシュボード風に見ることができます。
試験的に高負荷な処理を行うプログラムを実行しているときとかデータベースの変化がわかりやすいと思います。
ただ操作した時にグラフがリセットされることが何度かありました・・・。
IntelliJ IDEA
最後に2015年当時使っていなかったJetBrains社のIntelliJ IDEAです。
PostgreSQLのクライアントというと語弊があるかもしれませんが簡単にご紹介します。
IntelliJ IDEAはIDEなんですけどSQLクライアントの機能もあるのでPostgreSQL以外にも一般的なデータベースに対応しています。
それも単にIDEに「おまけ」でついてくるようなレベルではなくて、製品としてしっかり作り込まれています。
例えばテーブルの結合をする時に外部キーが設定してあればJOIN句をタイプすると結合キーの補完ができます。
ER図も割りときれいに配置してくれてそのままでも見やすいです。
PostgreSQLがインストールされていればpg_dump
でデータベースのダンプまで取れるみたい。
pg_dumpがインストールされていないので実行はしていません。
またテーブル名の変更、カラムの追加、変更、削除もできます。(もしかしたら実行できない条件などもあるかもしれません。)
まとめ
この他にもいろんなクライアントソフトがあるかもしれませんが、個人的にはA5:SQL Mk-2を使って困っていることはあんまりないので最新の情報に追従できていないと思います。
もしWindowsを使っていてPostgreSQLのクライアントを探している場合はA5:SQL Mk-2を使ってみるとよいかもしれません。
A5:SQL Mk-2で満足できなければ他のソフトを探すという感じでもいいと思えるほどA5:SQL Mk-2でストレスなく一通りの操作はできると思います。
クライアントは一つだけという制限はもちろんないので負荷確認などを行う場合はpgAdmin4で確認しながらA5:SQL Mk-2でSQLを実行するなど適材適所に応じた使い方もあります。
あとIntellJ IDEAは・・・すごい。
有料なのですが製品版を1ヶ月試用できます。たしか無料版のCommunity Editionではデータベースの操作はできなかったと思います。
今のところ日本語UIはないのと試してみるにはとっつきにくいと思うのでサイトとか本を読みながらだとわかりやすいと思います。