先日こちらの記事でCakePHPのインストールを行いました。
今回はとりあえず最初の一歩としてコントローラーとビューを使ってみたいと思います。
最終的な目標はすごい簡単で/cake/hello/にアクセスしたら、作成したビューが表示されるというものです。
CakePHPはフレームワークなので、その作法に沿ってファイル(プログラム)を配置していく必要があります。
その代わり、その作法にそっている限りは設定などはしなくていいよという、設定より規約という考え方ですね。
非常に簡単で用意するのは数ファイルです。
コントローラーの作成
まずは、コントローラーを作成します。
このコントローラーというのは具体的には/cake/hello/にアクセスされた場合の動作を定義するものです。
/cake/app/Controller/HelloController.php
というファイルを作成します。
中身は単純で以下のように設定しました。
[php]
<?php
class HelloController extends AppController {
public function index() {
}
}
[/php]
indexメソッドの中は空で大丈夫です。
このindexメソッドが/hello/にアクセスされた時に自動的に呼び出される仕組みになっています。
ビューの作成
次にビューを作成します。
/cake/app/View/Hello/index.ctp
となるようにViewフォルダにHelloというフォルダを作成してindex.ctpというファイルを作成します。
[html]
こんにちは
[/html]
文字のエンコーディングはUTF-8で保存します。
表示
ブラウザでhttp://localhost/cake/hello/を表示させてみると
のような画面が表示されたと思います。
結びに
今回は極端すぎる例ですが、数ファイル置くだけで簡単にページを表示することができました。
Strutsなどの設定ベースなフレームワークの場合、これらの挙動を設定ファイルに記載していく必要がありますがCakePHPの場合はファイルを配置するだけであとはフレームワークが適切に処理してくれるので設定ファイルを読まなくてもいいという利点がありますね。このくらいのアプリだったら設定ファイルはそれほど多くなりませんが、通常の業務アプリの設定ファイルとなるとかなり巨大なものになる場合もあります。URLを見ればどのファイルを使っているかというのがある程度わかるのはいいことだと思います。