Webの業界にはそれなりの年数いるのですが、PHPはお試しでCakePHPを少し触ったことぐらいしかなくプロダクション環境で構築したことはありませんでした。
それが、今回初めてPHPでアプリケーションを構築することになったのでインストール方法をまとめたいと思います。
モダンなPHPな環境を目指す
Linux環境ではphpenv
でphpのバージョンを切り替えれるみたいですけどWindowsでは動かなさそうだったので諦めました。
あとは普通にインストールしてPATH設定して・・・、みたいな1990年代と何も変わらない手垢がついた感じだったので、今回はchocolatey
を使ってインストールしてみたいと思います。
Chocolateyとは
自分は今回始めて使うので少し調べました。
Linuxディストリビューションではyumとかapt-getでパッケージ管理することができますがWindowsでも同等なことをするためのパッケージマネジャーです。
こんな感じでインストールできるみたい。
[text]
chocolatey install パッケージ名
[/text]
なんだかLinux環境では当たり前のことなんですけどWindowsだと新鮮ですね。
Chocolateyのインストール
インストール方法
今回はPowerShellを使ってインストールします。
Windows長いこと使っているけどコマンドでインストールするのは初めて。
インストールするところからインストールウィザードを表示しないという、すごい意気込みを感じます。
PowerShellを管理者権限で実行しますが設定によってはポリシーでインターネットでダウンロードしたスクリプトを実行できないことがあるので実行する前にポリシーを変更します。
[powershell]
Get-ExecutionPolicy
[/powershell]
を実行してRestricted
と表示される場合は以下を実行してポリシーを変更します。
[powershell]
Set-ExecutionPolicy AllSigned
[/powershell]
その後インストールします。
[powershell]
iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
[/powershell]
インストールが完了したら
[powershell]
choco --version
[/powershell]
を実行してバージョンが表示されたらインストール完了です。
実行ポリシーを変更したので自分は元に戻しました。
[powershell]
Set-ExecutionPolicy Restricted
[/powershell]
PHPのインストール
[powershell]
choco install -y php
[/powershell]
インストールは完了したみたいなのですが、リブートを求められたのでリブートします。
リブート後php --version
を実行してみます。
インストールが無事に完了していますね。
ちなみにインストールされたファイルはC:\tools\php71
に配置されていました。
Composerのインストール
調子にのってComposer
もインストールしてみます。
[powershell]
choco install -y composer
[/powershell]
PowerShellを立ち上げなおしてcomposer --version
を実行します。
インストール完了。
インストールできるパッケージ
インストールできるパッケージは以下のページから検索することができます。
Packages
JDK8もあるみたい・・・。
IntelliJもあるみたい・・・。
まとめ
Windowsを使っていてここ数年で一番感動した進化かもしれません。
少し注意が必要だとしたらオフィシャルが配布していない場合も多いと思うのでご利用は自己責任っていうことですかね。
でも・・・パスとか自動的に設定してくれるのは楽です。