副業

コロナ渦に会社員が副業を始めたお話

ありがたいことに、それなりな年数をサラリーマンをしているのですが2021年はじめに開業届を提出して個人事業主になりました。
なお本業の会社員は辞めていないのでいわゆる副業です。
仕事はエンジニアリング業でそれにまつわる業務処理、書類処理は経験があるのですが、さすがに経理まで行くと全然わからないことが多いです。
人事異動などで経理に移動するとそうでもないのでしょうが、こんな状態で開業して個人事業主になれるのか?みたいな不安はあると思います。
先日納品が完了して初の入金があったので、一つの区切りになり落ち着いたので忘れないように書いていきたいと思います。

これから、副業をしようとしている人の参考になると幸いです。

開業して副業をしようとした理由

これはあんまり副業には関係ないのですが、なぜ副業をしようとおもったか簡単に理由を書きたいと思います。

自分はサーバーサイドエンジニアの職歴が長くてJavaやSpringBootでWebアプリケーションを作っておりました。
スマートフォン向けのサービスの経験が全く無かったのと、当時勤めていた会社ではスマートフォン向けの開発というのは縁がなく、そのときに今勤めている会社のことを知って無事入社することができました。
今はAndroidアプリの開発を担当しております。
最近は、Web系のサービスのプロジェクトマネージャー?みたいなことをして、半年ほどコードを書くということから少し離れていました。

2020年末に、お付き合いのある人から、昔自分が少し関わっていたシステムを更新するから、手伝ってほしいという感じの話がありました。
今勤めている会社は、田舎では珍しく副業が認められている会社なので、特に副業できない理由もないのと、サーバーサイドの開発にも少し触れておきたいということで引き受けることにして副業をすることにしたというのが理由です。

確定申告って何?

いざ副業しようと思ったら、次に考えるのは確定申告のことです。
詳しく調べてはいなかったのですが、ぼんやりと確定申告のことが頭にあったので調べることにしました。

会社員で給与を受け取っている人は、会社が税金関連のことを色々やってくれています。
これも、開業するまで全く意識したことがなかったので、会社員は本当に恵まれているということを感じました。
開業しようと思うと、会社や社会のお金に対するいわゆる税金の意識はかなり変わると思います。

副業の場合も本業の会社員で受け取る給与に関しては引き続き会社がある程度やってくれるのですが、副業の入出金は自分で確定申告をする必要があります。
というわけで、まずはこの本を買って勉強しました。
フリーランス向けの本ですが、開業届を出して確定申告する流れは同じなので副業でも同様に進めることができます。
この中で白色申告と青色申告の二種類あることが説明されているのですが、提出書類が多くなるけど控除額が優遇されている青色申告することにしました。

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最初の難門 開業届けの提出

今日から開業して個人事業主だ!というわけで、心意気だけではだめなので開業届なる書類を提出する必要があります。
開業届けは恐ろしく難しそうな書類で、早い話自分で書くと提出できるのかわからないなど項目を入力すると簡単に開業届けを作成してくれるサービスを使うと良いと思います。
この分野で有名なのはfreeeの開業freeeだと思われます。
自分はMoney Forward MEの課金ユーザーで、できればMoney Forwardのサービスを使いたいと思っていたところ、昨年末にMoney ForwardもMoney Forward開業届という、まさにその通りのサービスがリリースされたので、こちらを使うことにしました。
本当に悩むことなく提示された項目を入力するだけで、開業届を作成できました。
税務署に提出するために必要な書類は当然ながら、提出すべき税務署の名称や住所などが記載された宛名が記載された書類も作ってくれるので印刷して封筒に貼り付けて提出することができます。

提出して認められるまで時間がかかるかなと思っておりましたが、税務署からすぐに郵送があって無事に開業できたみたいです。
本当にあっという間に開業できました。

開業準備

書類上は開業届けを提出したので開業したことになっておりますが色々と準備することがあります。
少しバタバタしてしまったこともあったので、事前に準備できたことはしておいたほうが安心できると思います。

専用の銀行口座

色々なページを読んで素人理解で事業専用の銀行口座を用意せずに個人名義の銀行口座を使うこともできるので必須ではないのですが、自分は家計、個人と銀行口座を分けているので、個人事業主用の銀行口座を作りました。
個人事業主のいわゆる屋号の銀行口座を作れるネット銀行はいくつかあるのですが、自分はGMOあおぞらネット銀行の法人・個人事業主口座を作成することにしました。
GMOあおぞらネット銀行の個人事業主の口座を作る場合は、最初に個人の口座を作成する必要があります。
提出書類に開業届が必要など色々条件がありますが、開業したばかりでも問題なく作成することができました。

ちなみにGMOあおぞらネット銀行の個人事業主の口座は屋号に必ず氏名が追加されるので、口座名としてはなんか変な感じになりますが、口座設立時の費用はかからないためありがたく作らせていただきました。

専用のクレジットカード

今回は作成しませんでした。
自分は家計と個人のクレジットカードを分けているのですが、口座と違ってクレジットカードはポイント管理などもあって、あんまりポイントを分散させたくなかったので、事業用のクレジットカードは作りませんでした。
仕入れが発生することはなく、それほど入出金は発生しない予定なので見送りましたが、今後状況が変わりそうなら検討する予定です。
経費らしい経費はほとんど発生しないのでマネーフォワード MEの確定申告機能を使う予定です。

確定申告ソフト

自分で確定申告など到底できないと思ったので、確定申告ソフトを使うことにしました。
やよいの確定申告かMoney Forwardクラウド確定申告にするか迷ったのですが、個人的にMoney Forward MEを使っているのでクラウド確定申告にすることにしました。
仕入れがある事業ではないので入出金は多くないのですが、ある程度自動でできたほうが安心感があります。


請求書

取引先にもよりますが、見積書や請求書、場合によっては納品書など作成する必要があると思います。
これもフォーマットを探すのが面倒だったりするので、クラウドサービスを使うと良いです。
自分はMoney Forward クラウド請求書を使いました。
もちろん印影などもアップロードできるので、見積書に自動的に挿入することもできます。自分は作成していないですが会社のロゴも対応しているみたいです。
取引先から所定のフォーマットなど指定があった場合は対応できないかもしれませんが、一般的な用途では問題ないと思われます。

あとクラウド請求書を使うと、請求書を発行するとMoney Forwardクラウド確定申告にも自動的に連携されて楽です。
特別な理由がない限りクラウド系の請求書と確定申告のサービスは揃えておくとよいと思われます。

Microsoft 365

これも取引先などによると思うのですが、自分の場合各種ドキュメントを納品する場合、Word等の指定があったため契約しました。
One Driveとかも使うかなと思って1年契約にしましたが、1年中副業の作業があるわけではないのでコストパフォーマンスはあんまりよくありません。
現在のところ、一番大きい経費です。

文房具

ここが一番油断していたというかバタバタしてしまったところです。
Money Fowardなどの見積書や請求書を作成するサービスでは郵送に対応しているものもあります。
自分の取引先の場合、注文時、請求時に特定の取引先から指定される所定のフォーマットの紙を同封して送付する必要があり、残念ながら郵送サービスは利用できなかったので自分で郵送しなければなりません。
いざ請求書を送付しようと思ったら、準備できていなくて慌てて準備してしまいました。

ゴム印

封筒の裏面に屋号と住所を書かなければならないのですが、基本的に字が汚いのでできれば自分で書きたくないのでゴム印を買いました。
この商品は4つのゴム印を簡単に取り付けたり取り外したりできるので、例えば住所+屋号みたいな感じで押すことができます。
必ずなければならないという性質のものではないですが、自分みたいにあんまり字を書きたくないという人にはおすすめです。
請求書以外でも、以外に屋号や住所を記載する場面もあるので、一つ作っておくと安心です。

スタンプ台

ゴム印だけだと押せないのでスタンプ台を購入しました
この商品は二色に対応していて例えば請求書を送付しようと思ったときに、屋号と住所には黒で、請求書在中には赤でみたいな感じで使い分けることが可能です。
あと、色を切り替えるボタンを押したときの動きが結構気持ちよくて、意味もなく押したりしていました。
以前100円ショップのスタンプ台を使ったことがあるのですが、なんか水っぽくてちょっと使えないなと思ったのですが、この商品は本当にすぐに乾くので知らずに別の書類にうつるということもあまりないと思います。

自分は朱肉を別途購入した関係で黒・赤にしましたが、黒・朱肉もあるので、用途に合わせて選ぶことができます。

黒・朱肉

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黒・赤

窓付き封筒

請求書を印刷して、さて送付しようと思ったときに封筒が必要になります。
基本的に字を書きたくないというところにつながるのですが、自分の名前ならまだしも人の名前や会社名を書くとき緊張しますよね。
というわけで、送付先も印刷します。
世の中には便利なものも市販されていて、窓付き封筒なるものがあります。
副業といえど吹けば飛んでしまうくらいの受注量しか受けられないのでダイソーで準備しました。100円で10通送ることができます。

実際に送るときは、送付状の相手先の会社名や担当者名が窓の部分になるように印刷します。
Microsoft Wordで作成する場合はマージンは0に近い数値にしないとうまく窓の部分に収まらないかもしれません。

初めての入金

開業日は2021年1月1日だったのですが、その後本当にありがたいことに少額ですが受注して先日無事納品しました。
会社では請求書とかは、専門の部署がやってくれるのですが、今回始めて自分で請求書の作成から送付まで行いましたが、1通だけでも金額に間違いがないかとか確認することが多くてなかなか緊張しますね。これが5通とか超えるともうひとりでは無理な感じです。

そんな感じで無事に入金されました。
会社だと売上 = 自分の給与ではないのですが、個人事業主の場合は自分のお金になるので、ちょっとびっくりしますね。
残念なことに来年確定申告があるのですが。

まとめ

初めて個人事業主として開業しましたが、無料のクラウドサービスを使うことであっという間に開業することができました。
もちろん理解度は少ないのですが、それでもこれだけ手軽に開業できる時代になったんだなと関心したのと、色々なブログや動画で解説してくださっている人のおかげだなと改めて感謝です。

あとプログラムの業種に関しては、開業時の経費もほとんどかからないので、すごい敷居が低いのではないかと思います。
パソコンは自分が使っているパソコンにSSDを増設して副業専用の環境を準備して、一番大きい経費はMicrosoft 365の約1万円くらいです。

開業は本当に入り口で、最難関は初めての確定申告だと思いますので2021年分の確定申告が終わりましたら、また書きたいと思います。

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