仕事でGoogle Play ConsoleのInternal App Sharingを使う機会があったのでメモを残します。
導入の経緯
アプリでAndroid app Bundleを導入する必要があったので、テスト用にInternal App Sharingを使って配布することにした。
今までは古典的な方法になるがapkをサーバーに置いて直接ダウンロードしてもらっていた。
Internal App Sharingの特徴
- 通常Play Consoleからトラックでアプリを公開した場合、公開まで数時間かかるがInternal App Sharingを使うとほぼ即時公開が行われる
- アップロードするアプリの制約が少ない
- 著名が違ってもアップロードできる(と思われる)
- 同じバージョン(VersionCode)や過去のバージョンでもアップロードできる
- 同じバージョンのデバッグ・リリース版とそれぞれアップロードできる
- ダウンロードリンクを公開することで、テスターのメールアドレスを登録しなくてもインストールできる
- 当然、事前登録で運用することも可能
Internal App Sharingの注意事項
- 端末のGoogle Play Storeアプリで開発者モードにし内部アプリ共有を有効にしておく必要がある
- アップロードするアプリのminsdkVersionに依存しないと思われるが、Internal App Sharingを使ってインストールできる端末はAPI16以上の必要がある
- Android 4.0以下ではGoogle Playサービスのサポートが終了しているため使用できない
- Google Play Storeアプリも更新されないからだと思われる
- アップロードしたアプリの管理単位はアカウントになる
- 自分(アカウント)がアップロードしたアプリのみ表示される
- アプリごとに区別もされないので、アップロードしたファイルがすべて表示される
- 有効期限が自動的に設定される
- 有効期限がすぎると恐らくインストールできなくなる
- 現時点では有効期限は変更できない
- アップロードしたアプリに対する変更が行えない
- 表示名を変えるなどの変更が行えない
- 削除が行えない
- 今の所有効期限が切れるまでは公開停止が行えな
- 恐ろしく端的に言うとアップロードしかできない
Google Play ConsoleのInternal App Sharingの管理画面がよく言うとわかりやすい、悪く言うと機能が少ないので管理するという点からは少し扱いにくいですがAndroid App Bundleを即公開できる数少ない選択肢なので現状はInternal App Sharingを使っています。
まぁ本当に最低限なんとかなっている感じ。せめて名称の変更と削除があると扱いやすくなると思います。
サービスが公開されてまだ半年くらいだと思うので今後改善されていくと思います。