Bitcasaの有料アカウントを申し込みました。
2008年当時はまだクラウドブームの浸透時期だったので、我が家でHTTPサーバーを公開していました。
じゃ、ついでにHDDたくさん積んでNASにしようかということで、2TBのHDDが7000前後で用意できた時代に4台導入してHTTPサーバー兼NASサーバー兼DLNAサーバーとして稼働していました。
ですが、2011年に入りAWSはもちろん、さくらなどの和製VPSもかなり整備されてきたので、HTTPサーバー機能はVPSに引っ越して
現在は、NAS兼DLNAサーバーとして動作しています。
ただ、NASと言っても普通のCentOSなのでディスク管理などは自分で行わなければならず、結局故障とか今後のリスクを考えると自宅で何TBのディスク運用をするのって時代じゃないなーと思って、クラウドストレージを使うことにしました。
といっても、NASはDLANサーバーとして使っているのでサーバー自体は動かしておきます。
ということで、Bitcasaの有料アカウントを申し込みました。
2013/10/01現在のBitcasaについて簡単にまとめます。
Bitcasa
無料アカウント
料金:無料
容量:10GB
サポート:なし
有料アカウント
料金:約1000円/月 もしくは年間約9,800円
容量;無制限!
サポート:あり(ただし英語のもよう・・・)
サポートクライアント
Windows:あり(XPでもインストールはできましたよ!)
Mac:あり
Linux:多分なし・・・
その他、iOSとAndroid用のアプリもあります。
主な機能
Infinite Drive
これが目玉の容量無制限ディスク・ドライブです。
こんな感じで、外付けディスクとして認識されます。
容量は7.99EBです。容量無制限なのに容量あんのかよ!って思ったかがおられるかもしれませんが、EBというのはエクサバイトのことで、各単位のヒエラルキーは以下になります。
KB < MB < GB < TB < PB < EB
実際約8EBものデータを用意できないので検証できませんが、実質無制限でしょ。
ミラーリング
ローカルディスクをミラーリングしてBitcasaに同期する機能です。
簡単にいうとDropboxみたいな感じです。Bitcasaのミラーリングはアカウントごとではなくパソコンごとに設定できます。
ですが、Dropboxみたいにクライアントをインストールしたら勝手にミラーリングフォルダが作られて勝手に同期されるということはありません。
実は、僕はこれはこれでありなのではないかなーと思っています。
家庭用パソコンって仕事用パソコンと違って外で作業するということがあんまりないので、各パソコン間で同期(ミラーリング)する必要ってあんまりないのかなーと思っています。
それよりも、ミラーリングでバックアップをとっておきたいディレクトリはパソコンのドライブごとに違うので、1台のパソコンでも複数のミラーリングディレクトリを作成できるのは便利だと思います。
その他
あとはブラウザからも簡単な操作は行えます。
実際使ってみて思ったこと
速度的なことですが、高速なクラウドストレージと言っても、まだローカルのHDDに比べるとかなり"遅い"のでローカルディスクの代わりに使うという用途には向かないと思います。
"保存"として使うよりは"保管"として使うことを考えております。
二度とファイル編集しないような完パケなデータ、例えば動画ファイルとか画像ファイルとかです。
それらのデータの"保管"には向いていると思います。
あとは、データ領域のミラーリングですね。もしディスク障害などで突然ディスクが飛んでしまった場合でもBitcasaにミラーリングを残しておくことである程度はデータの保持ができると思います。結局自宅でバックアップとっても自宅に何かあったら終わりですからね。
あと心配なのは新興企業なので、いきなりサービス終了ということも無いとはいえないということですね。
このあたりはリスクとして知った上で使ってみるのであれば、よいと思います。
無料領域も10GBなので少し使用してみるのもよいと思います。速度は思ったよりも速いと思います。